AVENUE

やさしい出逢い

 喫茶「ほっと」


 国道3号に近い福岡市東区香椎にある喫茶店「ほっと」は、
昨年の5月に同区にある「ひがし共同作業所」が「通所者が社
会に役立っていると実感でき、また収入ももう少し多くしたい」
と第2の作業所として計画、約1年の準備機関を経て、今年の
4月、福岡で初めての精神障害者が働く喫茶店としてオープン
しました。
 働いているのは、作業所や東保健所のデイケアに通っていた
メンバーで、それぞれの病状等にあわせ週に3〜4日、交代制
で勤務しています。メンバーは開店にむけ、家族や医師、また
コーヒー会社の支店長などの協力を得ながら、3月から東保健
所で、コーヒーの立て方や調理、接客などのトレーニングを積
み、準備したとのこと。
 喫茶店としても本格的で、コーヒーや紅茶はもちろんオリジ
ナルカレーやスパゲティーなどを作って出しているほか、新し
いメニューにも挑戦しています。
 多くの人に気軽に利用してもらいたいという。気持ちは、い
ろいろな形で喫茶店『ほっと』に込められています。
 入口の木のスロープや障害者用トイレは、車いすの障害者や
高齢者の方が利用しやすいようにと設置されています。また障
害者手帳を持っている人には、1割引のサービスもしています。
 店内には、リサイクルコーナーや展示コーナー、コミュニケ
ーションボードなどもあり、喫茶店プラス地域の人々が集い交
流できるような工夫があり、平日にはなかなか来ることができ
ないお客さんにも来てほしいということで営業日も火〜土曜日
としています。
 開店から約3ヶ月、メンバーの方の感想を聞いてみました。
「はじめは緊張し疲れたけど、今は楽しみながら仕事している」
「以前のバイトは短期だったので、3ヶ月はきびしいが、来て
くれるお客さんがありがたいと思う。コーヒーについてもっと
勉強して、深く知りたい。」
「接客の仕事は、いろいろな人と出会えるので楽しい。もっと
多くのお客さんに来て欲しい。」 また、作業所指導員で喫茶
代表の猪山淑子さんは、
「現在、1日の売り上げは1万円前後という状況だが、将来は
喫茶店で小さなコンサートを開きたい。そして、みんなでレク
リエーションや一泊温泉旅行に出かけることが夢なんです。」
とのこと。また、
「作業所にもいろいろな形があっていいと思う。『ほっと』を
とおして精神障害者への理解が広がり、地域の人との交流の場
所になればと期待しています。
 ハード面・ソフト面の両方から【21世紀を生きる喫茶店】
を目指していきたい。」と話してくれました。


 喫茶「ほっと」
  〒813-0013
    福岡市東区香椎駅前2-1-17
               麻生ビル1F
   TEL 092−681−1959
  [営業時間]   10:30〜16:30
  [定 休 日]   日曜日・月曜日

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